【バンクーバー】部屋や地域別にシェアハウスの相場を徹底比較!

    2021/5/16
  • バンクーバーのシェアハウスって相場はいくらくらい?
  • 部屋のタイプや地域によって、どれくらい相場に違いがあるの?
  • どこの地域の家賃が安い?ダウンタウンで家賃を抑えるには!?

バンクーバーへワーホリに行こうと考えているけど、シェアハウスの相場は一体いくらくらいなのか、疑問に思う方も多いでしょう。

この記事を書いた僕は、バンクーバーで1年間ワーホリを経験し、実際にシェアハウスに滞在していました。

そこでこの記事では、バンクーバーのシェアハウスの相場を、部屋のタイプ別や地域別に徹底比較していきます。

この記事を読めば、バンクーバーのシェアハウスの相場を理解することができ、どこに住めば家賃を抑えられるのか把握することができるでしょう。

これからバンクーバーでワーホリをしようと考えている人や、家賃の相場を知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。

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バンクーバーのシェアハウスには5つの種類がある

バンクーバーのシェアハウスの相場を比較する前に、まずシェアハウスにはどんな部屋のタイプがあるのか、把握しておきましょう。

なぜなら、部屋のタイプによって家賃の相場は異なるからです。

バンクーバーのシェアハウスには、約5種類の部屋のタイプがあります。

  • ベッドルーム
  • マスタールーム
  • ソラリウム
  • デン
  • リビングルーム

それぞれの部屋のタイプに、どのような違いがあるのか見ていきましょう。

ベッドルーム

ベッドルームとは、ベーシックな1人部屋のことをいいます。

ベッドルームの特徴

  • 個室でシングルベッドや机・椅子などの家具がついている
  • キッチンやトイレ、シャワーなどは共用

ベッドルームは、基本個室になっており、家具も備え付けられていることが多いです。
日本で言う1人部屋が、このベッドルームにあたります。

部屋自体はプライベート空間になりますが、キッチンやトイレ、シャワーなどは共用の場合が多いでしょう。

バンクーバーでのシェアハウスは、このベッドルームが最もベーシックな部屋となります。

マスタールーム

マスタールームとは、自分の部屋に専用のトイレとシャワーがついた、豪華な部屋のことをいいます。

マスタールームの特徴

  • 個室でベッドや家具がついている
  • ベッドのサイズが大きく、2人でシェアできることもある
  • 専用のトイレやシャワーもついている

マスタールームは、個室に家具が備え付けられているだけでなく、専用のトイレとシャワーもついている部屋です。

なるべくプライベートな空間が多い部屋に住みたい人には、おすすめの部屋となります。

また、部屋自体が大きかったり、ベッドのサイズが2人用なこともあるので、友達同士やカップルで滞在したい方にもおすすめです。

ソラリウム

ソラリウムとは、壁一面が窓になっている部屋のことをいいます。

ソラリウムの特徴

  • 壁一面がガラス張り
  • 日当たりは良いが、夏は暑く冬は寒い
  • キッチンやトイレ、シャワーは共用

ソラリウムは日当たりが良い部屋なので、元々は観葉植物などを置くための部屋でした。
しかし、そこをシェアハウスの一部として貸しているところもあり、特にダウンタウンのタワーマンションに多いです。

窓からの眺めや日当たりはとても良いですが、夏は日差しが暑く、冬は隙間からの冷気で寒くなります
そして、部屋自体も狭いため、ゆったりとくつろぐことができる空間はないでしょう。

デン

デンとは、押し入れや物置などのような狭い部屋のことをいいます。

デンの特徴

  • ベッドだけで部屋のほとんどのスペースが埋まる
  • 窓や家具はなし
  • キッチンやトイレ、シャワーは共用

デンは本来、押し入れや物置として使われる部屋ですが、そこをシェアハウスとして貸しているところもあります。

部屋のスペースがベッドでほとんど埋まるため、家具を置く場所やゆったりできるスペースはないでしょう。
寝に帰るだけのような方にはおすすめの部屋です。

また、部屋に窓はついておらず、キッチンやトイレ、シャワーなどは、もちろん共用になります。

リビングルーム

リビングルームとは、リビングをカーテンで仕切った部屋のことをいいます。

リビングルームの特徴

  • リビングをカーテンだけでいくつかに仕切られており、ベッドや家具がついている
  • 生活の物音などはまる聞こえで、プライベート空間はほぼ0
  • キッチンやトイレ、シャワーは共用

リビングルームは、カーテンだけで仕切られた部屋なので、物音などは周りにまる聞こえです。
そのため、神経質な方にとっては、住み心地が悪いかもしれません

また、キッチンやトイレ、シャワーなども共用となるので、プライベート空間はほぼないでしょう。

バンクーバーのシェアハウスでは、このように5つの部屋のタイプがあるので、覚えておきましょう。

【部屋のタイプ別】バンクーバーのシェアハウスの相場を比較

では、バンクーバーのシェアハウスの相場を部屋のタイプ別に比較していきます。

部屋のタイプ 相場
ベッドルーム 450〜800ドル
マスタールーム 700ドル〜
ソラリウム 400〜600ドル
デン 300〜500ドル
リビングルーム 400〜600ドル

部屋のタイプ別の相場は上記のようになります。

同じ部屋のタイプでも、地域によって相場が異なるので、価格の幅が少し広くなっていますが、基本的にこれくらいになるでしょう。

※地域別の相場の比較は、後ほど解説します。

ベーシックな1人部屋であるベッドルームは、安ければ500ドル以下で住めるところもありますが、ほとんどは500ドル以上になります。

マスタールームは、豪華な部屋になるため、どの地域で住んだとしても、およそ700ドル以上の家賃がかかるでしょう。

ソラリウムやデン、リビングルームに関しては、プライベート空間が少なかったり、部屋が狭かったりするため、相場が低めとなります。

基本的には、プライベート空間が増えれば増えるほど、家賃が高くなるので、覚えておきましょう。

自分の生活スタイルや、何を優先するのか考えて、どのタイプの部屋が適切なのか決めていきましょう。

【地域別】バンクーバーのシェアハウスの相場を比較

続いて、バンクーバーのシェアハウスの相場を地域別に比較していきます。

バンクーバーの家賃は、日本と同じように土地によって異なりますので、同じ部屋のタイプでも相場が違う場合もあります。

地域 相場
ダウンタウン&周辺(1ゾーン) 500〜1000ドル
ダウンタウン郊外(2ゾーン) 400〜700ドル
ダウンタウン郊外(3ゾーン) 300〜600ドル

バンクーバーは、大きく分けて上記のように3つのゾーンに分けられています。

ダウンタウン中心から1ゾーンその周りの地域が2ゾーン、そしてさらにその外側の地域が3ゾーンとなっています。

ダウンタウン中心は、利便性が最も高いため、家賃も高くなる傾向にあります。

リビングシェアやソラリウムなどの部屋だと、500ドル前後で借りられる物件もありますが、個室だと700ドル〜1000ドルくらいになるでしょう。

そして、ダウンタウン周辺の「2ゾーン」では、少し家賃の相場が下がり、個室でも500ドル前後で借りられる物件が見つけられます。

さらにその周りの「3ゾーン」では、安ければ300ドルくらいで借りられる物件もあるでしょう。

郊外に行けば行くほど、利便性が低くなる分、家賃の相場も低くなる傾向にあると言えます。

住む場所は、利便性を重視するのか、それとも家賃の安さを重視するのか、しっかり考えてから決めるようにしましょう。

バンクーバーでシェアハウスの相場が低い地域

ワーホリでバンクーバーに1年間滞在する人にとっては、なるべく家賃を抑えて貯金を増やし、旅行や遊びも楽しみたいでしょう。

なので、バンクーバーでシェアハウスの相場が低い地域をいくつか紹介します。

  • バーナビー
  • サウスバンクーバー
  • ノースバンクーバー

バーナビー

まず、家賃の低い地域はバーナビーです。

バーナビーは、ダウンタウンから東に位置する地域になります。

ダウンタウンまでは、バスや電車で15分〜30分程度で行くことができる距離で、交通の便に困ることはありません。

シェアハウスの相場は、大体400ドル〜600ドル前後が多く、一人部屋であってもダウンタウンより広い傾向にあります。

ワーホリ滞在者にとって、このバーナビーはダウンタウンへのアクセスが良く、家賃も比較的抑えられるため、人気の地域です。

サウスバンクーバー

続いて、家賃の低いおすすめの地域はサウスバンクーバーです。

サウスバンクーバーは、ダウンタウンから南に位置する地域になります。

ダウンタウンまでは、電車やバスを使って30分程で行くことができ、駅の近くにはスーパーやショッピングセンターなどがあるため、生活に困ることはないでしょう。

シェアハウスの相場は、バーナビーと同じく400ドル〜600ドル前後が多いです。

ダウンタウンに住む利便性よりも、家賃を抑えることを優先したい方は、おすすめの地域になります。

ノースバンクーバー

家賃の低いおすすめの地域、3つ目はノースバンクーバーです。

ノースバンクーバーは、ダウンタウンから北に位置する地域になります。

ダウンタウンまでは、シーバスを利用する必要があるので、場所によれば40分以上かかってしまうこともあるでしょう。

ですが、家賃は比較的低く、400ドル〜600ドルくらいで住むことができるシェアハウスが多いです。

ノースバンクーバーの山もすぐ行ける距離なので、ハイキングが好きな方で、さらに家賃も抑えたい方にとっては、おすすめの地域になります。

バーナビーやサウスバンクーバー、ノースバンクーバーは交通の便が良い場所が多いです。他にもリッチモンドやサレーなどに行けばさらに安いシェアハウスを見つけることもできるでしょう。

ダウンタウンで家賃を抑えるには?

ここまでで、バンクーバーのシェアハウスの相場や家賃を抑えられる地域について解説しました。

ですが、中には「利便性の良いダウンタウンに住みつつ、家賃をなるべく抑えたい!」と思っている方も多いでしょう。

職場や学校がダウンタウン内にある方であれば、できるだけダウンタウン内に住みたいですよね。

なので、ダウンタウンでなるべく家賃を抑える方法について、いくつか紹介します。

リビングルームに住む

まず、ダウンタウンで家賃を抑えるには、リビングルーム」に住むことがおすすめです。

なぜなら、ダウンタウンのシェアハウスにはタワーマンションが多く、リビングルームだと500ドル前後で借りられる可能性があるからです。

ダウンタウンでのシェアハウスは、一軒家よりもタワーマンションの方が多いです。

そこでベッドルームやマスタールームに住もうとすれば、700ドル以上はかかってしまいます。

しかし、リビングルームであれば、カーテンで区切って数人でシェアするので、その分家賃は安くなります。

ただ、リビングルームはプライベート空間がほぼ0に近いため、プライベート空間はしっかり確保したい方にとってはおすすめでないかもしれません。

学校や職場がダウンタウン内なら交通費を抑えられる

ダウンタウンに住むと利便性が高いだけでなく、交通費を抑えられるというメリットがあります。

郊外からダウンタウンの職場や学校に通おうとすれば、1ヶ月120ドルほどの交通費がかかりますが、ダウンタウン内に住むと、その交通費を抑えることができます。

なので、ダウンタウン内であっても郊外で住む場合と同じくらいの生活費で暮らせる可能性もあるでしょう。

安いスーパーを把握しておく

ダウンタウンで家賃を抑えるには、リビングルームに住むのがおすすめだと言いましたが、さらに生活費を抑えたい場合は、安いスーパーを把握しておくといいでしょう。

1ヶ月の生活費で、家賃の次に多い出費は、おそらく食費になります。

その食費を抑えることができれば、生活費は大きく抑えられるでしょう。

ダウンタウン内で価格の安いスーパーは、No Frillsです。

No Frillsは、どの食材も他のスーパーに比べて安い傾向にあります。

野菜や調味料、穀物などを買うには、このNo Frillsがおすすめです。

また、お肉類を買う場合IGAと呼ばれるスーパーがおすすめ。

IGAはお肉類の値段が安いという特徴があり、実際にワーホリで滞在している方も、お肉はIGAで購入していることが多いです。

このように、食材によって安いスーパーが異なるため、節約するためにはどのスーパーを利用するのかが重要になります。

ダウンタウン内であっても、家賃や生活費を抑えることは可能です。利便性を重視した生活を送りたい方は、今回解説したような方法を試してみるといいでしょう。

まとめ

今回は、バンクーバーのシェアハウスの相場について解説しました。

バンクーバーのシェアハウスは、部屋のタイプや地域によって家賃の相場が異なります。

基本的に、ダウンタウンから離れれば離れるほど、そして、自分のプライベート空間が少なければ少ないほど、家賃の相場は下がっていくと考えられます。

なので、そこを意識することで、家賃を抑えつつ生活がしやすい物件に住むことができるようになるでしょう。

また、シェアハウスに入居する場合は、入居前に必ず見学に行くことも忘れないように・・・!